食生活アドバイザーとは?役に立つの?どんな資格?
食の関心が高まる現代で、今注目の資格「食生活アドバイザー検定」。
近年、テレビでも芸能人やモデルが取得しているなどでよく耳にする機会も多いと思いますが、実際のところどのような資格なのでしょうか。
私が食生活アドバイザー検定を受検するときに調べたこと、実践したことをまとめてみました★*
*食生活アドバイザーとは?
そもそも、食生活アドバイザーとはどういうものなのでしょうか?
食生活アドバイザーは「食」を通じて、生活そのものを提案し、適切な指導や助言を行う食生活のスペシャリストです。
ライフスタイルの多様化により、不規則な食事、栄養の偏り、肥満や生活習慣病は深刻なものとなってきています。
近年では、食品の安全性の問題や海外への食料依存など、様々な問題が生じています。
食生活アドバイザーはこのような問題と食生活をトータルにとらえ、健康な生活を送るために、「生き方」「考え方」「生活そのもの」についてアドバイスできる人材といえます。
食に関する幅広い見識と正確な知識を持ち、食生活について的確な提案の出来る人材が、今まさに求められているのです。
自分自身の食生活を見直すチャンス
食生活アドバイザー検定の目的は、「食」を通じて生活そのものについてアドバイスできる人材の育成にあり、試験の内容も普段の生活を見つめなおすことから始まります。
食生活アドバイザーの勉強をするということは、食生活を学ぶスキルやキャリアアップにつながるだけでなく、自分自身の生活を見直す、よい機会にもなるのです。
試験に合格するということだけを目指すのではなく、普段の食生活を改善し、より良いものにすることが、食生活アドバイザーの勉強の実践にもつながるのです。
*食生活アドバイザーが活躍できる場
食生活アドバイザーの活躍のフィールドは家庭をはじめ、スーパーやデパートなど食料品売り場、外食産業、食品メーカー、福祉施設、学校や保育所など幅広く、今後ますます活躍が期待されている資格です。
◆家庭で
的確な商品選択力、家族などの健康管理、食育の実践。
食品選択のポイントなどを通して、家族の健康状態の担い手となり、より豊かな食生活を送ることができます。
◆販売の現場で
健康アドバイス、食材の説明、食べ方の提案、食卓の提案、販売促進の提案
栄養素や味覚などの知識を身につけることで、お客様への商品説明、美味しく食べるための提案につなげることができます。
◆飲食の現場で
マーケティング、メニューの提案、レシピの作成、店舗運営・管理、健康アドバイス。
メニューやレシピ、衛生管理、店舗運営の助言に食生活の知識を役立てることができます。
◆メーカーの現場で
商品開発、マーケティング、販売促進提案、物流管理、在庫出荷管理、衛生管理。
食のマーケットについて学ぶことで、商品の開発や提供方法の提案につながります。
◆物流の現場で
システム管理、保管管理、食品別の温度管理。
商品の温度管理など物流の基本を習得することで、安心・安全な物流体制についてアドバイスすることができます。
◆介護・医療の現場で
健康管理、衛生管理、食生活指導、病人別食事、症状別食事、母子栄養。
病気と食生活の関係などを学ぶことで、症状別の食事や健康管理のアドバイスに役立てることができます。
◆教育の現場で
健康管理、安全教育、環境教育、食育。
栄養、マナー、行事食などの知識を身につけることで、子どもたちへの食文化の継承に役立てることができます。
仕事の幅を広げる、ダブルライセンスもおすすめです!
食や健康に関わる資格にプラスして食生活アドバイザーの資格を取得すれば、活躍の場はさらに広がります!参考程度に例を紹介いたします。
●栄養士&食生活アドバイザー
栄養バランスに加え、環境、経済などの面からもアドバイスが可能に。
●販売士&食生活アドバイザー
食マーケットでの消費者の好み、食の安全性までもアドバイスが可能に。
●アスレチックトレーナー&食生活アドバイザー
栄養、運動、休養など食生活全般についてのアドバイスが可能に。
*食生活アドバイザー検定の受検資格について
食生活アドバイザーに受験資格などはありません。食生活に興味のある人なら、誰でも受験することができます。年齢、学歴、性別などによる受験制限は一切ありませんので、狙いやすい資格です。
食生活の幅広い知識「食のスペシャリスト」
調理師は料理を作る分野が専門。管理栄養士や栄養士は栄養学の分野が専門となります。上記にも書いているように、食生活アドバイザーは、ライフスタイルから食を見直し、健康的な生活を送るための提案をする食のスペシャリストです。活躍の場は幅広く、学習した知識が多くの場面で活かせます。仕事の現場でも、家庭でも活かせるなら取得しても無駄にはなりませんよね。勉強した知識は、一生モノといえます。
*検定合格のための勉強方法
勉強の方法は、通信講座やテキストを購入しての独学など、様々な方法があります。それそれ自分に合った勉強方法を選ぶのが合格への近道です。
試験は毎年、年に2回、7月と11月に実施していますので、自分のペースやスケジュールに合わせて受験するタイミングを設定してください。
通信講座での勉強方法
有名なのは、ユーキャンの通信講座ですよね。
こちらのテキストや問題集を使っての標準学習期間は4ヶ月で、3級と2級のダブル降格を狙う方も同じです。わからないことは、スマホからのメールや、郵送などで気軽に質問することもできますので、合格を万全にサポートしてくれます。
費用は¥39,000+受験料(3級¥4,700、2級¥7,300、3級・2級併願¥12,000)
興味のある方は、無料の資料請求をしてみてはいかがでしょうか。
効率的に確実に合格を狙うなら、通信講座がおすすめです!
独学での勉強方法
書店などでテキストを購入して勉強する方法もあります。
こちらは経済的に余裕がない方や、受験するのか迷っているがどういった内容か気になるなど、気軽な感じで勉強を始めたい方にはおすすめの方法です。
書店には、食生活アドバイザーのテキストがたくさんの出版社から出ていますので、自身に合ったテキストを選ぶのが勉強をしやすくするコツだと思います。
協会が主催する合格講座(有料)があるみたいなので、参加してみるのもいいかもしれません。
こちらが公式テキスト↓
3級公式テキスト・2級公式テキスト・重要用語辞典・基礎公式テキスト
公式テキストは書店にも置いているところもあるので、一度手にとってみるのもいいですね。ネットでも購入できます♪*
私が実際に勉強しているテキストです☆*
費用はテキスト代¥2,000以内+受験料(3級¥4,700、2級¥7,300、3級・2級併願¥12,000)
私自身は独学でじっくりと長期間で2級と3級の併願での合格を目指しています。覚えるだけの詰め込み型の勉強では、知識は身につきにくいですし、実践でもあまり役に立たないと思うので、少しずつ「覚える→実践」の繰り返しで一生モノの知識にしていきたいと考えています。
皆様も、自分に合った勉強方法で、本来の意味での「使える資格」を取得しましょう。
*3級と2級の違いと難易度
試験は、3級・2級とも共通の6科目が出題されます。
3級では「消費者」の立場から食生活を見直すことを目的としています。賢い消費者になるための基礎知識を身につけます。
2級では「食を提供する」立場から食ビジネスの視点が要求される実務的な内容となっていて、仕事として専門的な知識が身につくのは2級です。
ちなみに、食生活アドバイザーには「1級」はないみたいです。
試験は主にマークシート形式で、2級は記述式の問題が数問出題されます。
合格ラインは60%以上。合格率は、3級で約65%、2級で約40%です。
出題科目
●栄養と健康(ウェルネス上手になろう)
栄養、ダイエット、病気予防、運動、休養など。
●食文化と食習慣(もてなし上手になろう)
行事食、旬、調理、献立、マナー、食の言葉など。
●食品学(買い物上手になろう)
●衛生管理(段取り上手になろう)
食中毒、衛生管理、予防、食品化学、安全性など。
●食マーケット(生き方上手になろう)
流通、外食、メニューメイキング、食品販売など。
●社会生活(やりくり上手になろう)
消費経済、関連法規、生活環境、消費者問題など。
*おわりに
いかがでしたか?食生活アドバイザーについて少しでもお役にたてれば幸いです。
正しい知識で健康的な食生活を送り、楽しい人生にしましょう♡
\安心野菜とお米でバランスの良い食生活を☆*/
*shiroiruca*